
江戸時代の中心地でもあった東京。現在の東京には江戸時代の名残と思える地名がたくさん残っています。
ごくごく一部ですが、東京の地名の由来を紹介していきたいと思います。
目次
東京の地名の由来14選
桜田門
江戸城に入るには門を通過しないと入れませんでした。桜田門という地名は、その名の通り桜田門があった場所です。水戸藩浪士が起こした「桜田門外の変」はあまりにも有名ですね。
これと同じように、門という名前の地名は江戸城に入るための門が由来となっています。半蔵門・虎ノ門・御成門などがそうです。
御茶ノ水
楽器の町として有名な御茶ノ水は、将軍のお茶に使われる湧水があったことが由来となっています。「御茶ノ水」そのまんまですね。
赤坂見附
見附(みつけ)というのは、見張りが置かれていた場所です。赤坂にあった見附だから「赤坂見附」というわけです。
日本橋
橋という名前がついた地名は数多いです。これは川にかかる橋というよりは堀にかかる橋が多いようです。
飯田橋・一ツ橋・浅草橋・吾妻橋・板橋・曙橋・業平橋・赤羽橋・水道橋.......。これ以外にも東京には多くの橋が由来の地名が残っています。
三軒茶屋
三軒の茶屋があったからです。ホントにそのまんま。
麻布十番
江戸時代の川の工事をしたときに、十番目の工区だったからだそうです。
青山
江戸幕府のお偉いさんでもある「青山さん」のお屋敷があったから。
人形町
歌舞伎を見にくるお客のために、人形細工を売るお店が多かったから。
鍛冶町
幕府の鍛冶方があったから。今でも金物屋が多いですね。
八重洲
徳川家康の国際顧問や通訳をしたオランダ人の「ヤン・ヨーステン」に由来しています。
ヤンヨーステン・・・ヤヨーステン・・・ヤヨースン・・・ヤヨウス・・・ヤヨス・・・ヤエス・・・。といった感じでしょうか(笑)
道玄坂
道玄という名前の山賊が出る坂だったから。
新宿
内藤さんの屋敷があった場所に新しい宿が立ち並び、内藤新宿と呼ばれていました。
内藤の方がとれて、新宿となったようです。新宿の方がとれていたら今頃新宿は「内藤」という地名だったのかもしれません。
国分寺
国分寺というお寺があったことが地名の由来です。高円寺・祐天寺・豪徳寺なども同じ理由です。
吉祥寺
同じ寺でも吉祥寺は違います。吉祥寺に吉祥寺というお寺はありません。もともと吉祥寺は現在の水道橋近くにありました。そこが江戸時代の大火で焼けてしまったのです。
そこに住んでいた住人たちが、幕府のあっせんで現在の吉祥寺周辺に住むようになり、昔住んでいた近くのお寺の名前「吉祥寺」を村の名前としたのが由来と言われています。
このように地名を調べていくと、とっても面白いですよね。
東京だけじゃなくて、あなたの住んでいる地名の由来を調べてみると意外な歴史が分かるかもしれませんよ。