
宇宙の中の小さな星「地球」に住む私たち地球人。私たち人間は紛れもなく知的生命体です。
数々の奇跡が重なり合わないと、星に生命体は誕生しません。しかも知的生命体となると、奇跡中の奇跡が起きない限り誕生するのは難しいです。
ここでは宇宙には地球以外にも知的生命体がいるのかいないのかを考えてみたいと思います。
目次
宇宙はどれだけ大きいの?
奇跡中の奇跡が起きない限り星に知的生命体は誕生しません。地球にいる私たち人間は、それだけでかなりラッキーということです。

こんなことを考えたことはありませんか?宇宙には地球人以外にも知的生命体はいるのだろうかと。
宇宙はとてつもなくデカいです。デカすぎます。恐らくあなたが想像している以上に宇宙は広大で、果てしなく広がっているんです。
宇宙がデカすぎるという動画を用意してみました。お暇なら見てみてください。
生命がいる可能性があるのは惑星か衛星です。星と一口に言っても、星には恒星・惑星・衛星の3つがあるんです。
宇宙にある星の種類
恒星とは自ら光り輝く星。太陽のような星を言います。夜空に見える星は、ほぼすべてが恒星です。
そして惑星とは恒星の周りを回る星。我らが地球をはじめ、太陽系では水・金・地・火・木・土・天・海をいいます。
そして衛星は惑星の周りを回る星。地球の周りを回る月のような星です。

恒星はめちゃめちゃ温度が高いため、生命が存在するのは無理です。なので生命がいる可能性があるのは、惑星か衛星に限られるというわけです。
太陽系外惑星が次々に発見
近年新たな発見がされました。
全ての恒星の周囲には、太陽系のような惑星帯が高い確率で存在することが分かったんです。これを太陽系外惑星と呼びます。
今までの科学では惑星は小さすぎるため発見するのが難しかったのですが、科学が進歩して見つけられるようになったんですね。
太陽系以外の惑星の周囲を回る衛星は見つけられてはいませんが、太陽系の衛星の多さを考えると他の惑星帯にも衛星がある確率は高いでしょう。

宇宙には全部でどのくらいの星があるの?
私たちが住むのはご存知「地球」です。そして地球がある場所は「太陽系」です。さらに太陽系があるのは「天の川銀河」という銀河の中にあるわけです。
この天の川銀河の中に太陽のような恒星がいくつあるのかというと.......
2000億個
と言われています。これ、恒星だけでですよ。
それぞれの恒星には、たくさんの惑星や衛星があるわけです。
これだけでも「知的生命体がいるのは地球だけ」というのは、かなり可能性が低いんじゃないでしょうか。

そして驚くべきはここから。天の川銀河の中だけでも恒星の数は2000億個です。
では、宇宙全体に天の川銀河のような銀河はいくつあると思いますか?
答えは.......
2000億個
またも2000億個です。
銀河の数だけで2000億ですよ。もう笑えてきます。
しかもそれぞれの銀河の中の恒星は、1000億~5000億あるといわれているんです。
もちろん惑星や衛星の数はそれ以上です。知的生命体が地球人だけのはずがありません。

ドレイク博士が考えた知的生命体がいる星の数
1961年にアメリカの天文学者「ドレイク博士」は、地球外知的生命体についての方程式を発表しました。
簡単に言えば、宇宙全体にはどのくらいの数の知的生命体がいる星があるのかを現したものです。この方程式をドレイクの方程式と呼びます。
ドレイクの方程式によって導き出された、地球以外の知的生命体のいる星の数は.......。わずかに2個。
宇宙全体で地球を含めて3つの星にしか知的生命体はいないという結果が出たんです。

長くこれが信じられてきましたが、最新の天文学で考えられているのはドレイク博士が言うものとは違います。
ドレイク博士の頃には、太陽系以外にも惑星帯があることすら分からなかった時代です。現在ではほぼ100%の確率で、1つの恒星には惑星や衛星があることが分かっています。
最新の天文学者の考えた知的生命体がいる星の数
最新の天文学者の考えでは、地球以外の知的生命体がいる星の数は.......
1兆個
と言われています。これは少なく見積もってです。
最低でも1兆個の星には知的生命体がいる、もしくはいたであろうとされているんです。

宇宙の歴史は138億年なので、その間に滅びてしまった知的生命体もいることでしょう。
そういうのをすべて合わせて「最低でも1兆個の星には知的生命体がいる」ということです。
1兆ってとんでもない数ですよね。地球の人口は約70億人。
なんと地球の人口の140倍もの数の知的生命体を有する星が、現在または過去にはあったことを意味します.......。
