
ドラえもんと言えば夢のあるお話で、小さい子供たちから大人まで人気のアニメですよね。
ドラえもんには秘密道具もたくさん出てきます。どこでもドア・タケコプター・タイムマシンなどなど。どれもこれも、欲しくてたまらない秘密道具ばかりです。
ただドラえもんに出てくる秘密道具の中には「この道具ヤバいんじゃないの?」と思われるようなものも少なからず存在します。
中でも1、2を争うくらいヤバいと言われる「ヘソリンガス」についての都市伝説を紹介します。
ヘソリンガスでしあわせに・・・
ドラえもんのお話の中に「ヘソリンガスでしあわせに」という話があります。
ヘソリンガスとは、ヘソリンスタンドという秘密道具からおへそに噴射されるガスのことです。
ヘソリンガスをおへそに噴射すると、あらゆる痛み・苦しみ・悩みが30分間だけ忘れることのできる魔法のようなガスなんです。
しかも効果が持続している30分のうちに受けた、あらゆる痛み・苦しみ・悩みも何も感じないという画期的な道具でもあります。

あらゆる苦しみが消え、しあわせになれる道具をドラえもんに貸してもらったのび太。
もちろんのび太自身は、ヘソリンガスでしあわせになれました。だって思い悩んでいた悩みが消えたんですから。
30分という期限付きではありますが、苦しみから解放されしあわせな気分になれる道具とあって、のび太の友達も嫌なことがあるとヘソリンガスに頼るようになりました。
ただし、忘れてはいけません。ヘソリンガスは30分間だけしか効果が持続しないということを。
30分過ぎたらその間に受けた痛みや苦しみが、一気に襲ってくるという非常に恐ろしい道具でもあります。

ヘソリンガスは中毒性を招く秘密道具
ヘソリンガスでしあわせになれる時間は30分。
効果がきれた30分後に再びヘソリンガスを噴射しないと、現実の苦しみに引き戻されるわけです。
なので当然ながら、30分おきにヘソリンガスを使うことになりますよね。この秘密道具は中毒性を持っているともいえそうです。
のび太は小学5年生。もちろん友達もみんな5年生です。そんな子供が、痛みや苦しみを感じないヘソリンガスを使ったらどうすると思いますか?

わざと車にひかれたり、わざと犬にかまれたり。まったく痛みを感じないから楽しいのでしょうね。
ただヘソリンガスでしあわせになれる時間は30分だけ。30分たったら一気に鬼のような痛みや苦しみが襲ってくるわけです。
そんな中、のび太の友達はこんなことを言い出します。
「東京タワーから落ちてみよう!」
この言葉を聞いたドラえもんは絶句します。
そりゃそうです。本当に東京タワーから落ちたら、その時は何ともないけど30分後に悲惨な結果が待っていることを知っているから.......。

ヘソリンガスで一時のしあわせを与えようとしたドラえもんって・・・
「ヘソリンガスでしあわせに」のお話では、結果的にヘソリンガスが空っぽになり事なきを得ました。がしかし、この秘密道具はかなり恐ろしい道具だと思いませんか?
中毒症状を引き起こす。そして場合によっては命の危険さえも.......。
子供にこんな道具を使わせるドラえもんもドラえもんです。しかものび太に貸しっぱなしにして、自分はどこかへ行ってしまうとは.......。無責任にもほどがあります。
ドラえもんのお話は夢のあるものが多い中、このような人間の怖さに気付かせてくれるようなお話もあったんですね。
この話は、ドラえもんの話の中でもヤバいのは間違いありません。ドラえもんの中の22世紀では、ヘソリンガスのような恐ろしい道具が簡単に手に入ってしまうみたいです。
